少し前のYouTuberのキャッチフレーズともいえる「好きなことだけで生きていく」ですが、これってかなり幻想ですよねというお話。
確かに好きなことだけやって生きていければ、そんなに最高な事はないんですけど、そんな生き方してる人は1%にも満たないと思います。
「そんな悲しいこと言うなよ」と思われるかもしれませんが、「好きなことだけ生きていく」と宣言していた、あのYouTuber達ももはやそうではなさそうというのは容易に想像できるかと思います。
そこで自分が提唱するのが
「嫌なことを避けて生きていく」
という生き方です。
となったかたもいるかと思いますが、ここには大きな違いがあります。「よし!好きなことだけして生きていくぞ!」と意気込んでいた人も、ぜひ参考までに。
好きなこと『だけ』で生きていくのはきつい
じゃあなんで無理かという話を少々。
と、こんな感じで気合い入りまくった脱サラの男がいたとする。
彼の好きな事はギターという事で、ギターで生きていく事を決意しています。これ自体はとても素敵な事だと思います。
では実際にどのようにギターで生きる術があるかと言うと、このご時世豊富に選択肢があります。
シンプルにバンドマンとしてチーム結成して有名になっても良いし。YOUTUBEでうまいこと人気になってもいい。
SNSで発信を続けて有名になってもいいし、とやりようはいくらでもあります。
ただどの道をいくとしてもギターを弾く以外の事象がほぼほぼ発生します。
YOUTUBEも少し前であれば、ギター片手に演奏だけ乗せてれば食べていけたかもしれません。ただ、現状は大ブームとなっており編集など凝ったり、好きにギターを弾いてれば稼げると言う甘い世界でもありません。
そもそもYOUTUBEというプラットフォームもいつまであるかわかりませんし、広告収益も死ぬほど下がる可能性だってあります。
要するに何が言いたいかというと
好きな事が軸なことはとても素晴らしい。けど好きな事をやるためにはそれ以外にやる事がどうしても出てくるという事です。
好きなことだけで生きていくのはつまらない
これも理由の一つです。
…果たして本当にそうでしょうか?
確かにこの人はきっと幼少期にギターと出会い、ギターが大好きになった。ただ、もしかしたらもっと好きになるものも人生の中ではでてくるのではないでしょうか。
ここの問題点はまず出発地点で「好きなことで生きる」と限定すると、視界には「ギターでぶっかます」しかなくなってしまうという点です。
仮にこの人がギター演奏をしてYOUTUBEに動画を流すとする。好きなことだけして生きるというマインドが強すぎると
とマイナスが先行して作業することになってしまう。もしかしたら動画編集自体を大好きになる可能性があるのに、そういう可能性を潰してしまうという事です。
あるいは友達に「ちょっとDJやってみない?」って誘われたときに「いや俺はギターで生きてくんだ…!」と、ギター以外の選択肢を躊躇なく突っぱねてしまう事になる。
意思が強いことは大変結構だけど、初めての事や嫌いでもないことをトライもしないというのは、それこそ自分の可能性を最小限にしてしまっているのでは?と感じる点です。
それって人生の楽しみ選択肢を、自ら減らしてしまってることになりかねませんよね。
嫌いな事をなるべくやらなければいい
というわけで自分の結論は嫌いな事を避けて生きていこうという事です。
嫌いなことをなるべくやらなければいいんですよ。嫌いじゃなければ好きになる可能性があるから。
嫌いじゃなくて、自分のやりたい事の筋道にあるんだったら積極的にとりいれるべきです。動画編集も、DJだってギターに何か活かせるかもしれない。
好きな事をやるのは結構ですが「そのマインドが強すぎる」あるいは「それだけに絞る」と可能性がめっちゃ狭まります。
あと何よりしんどいです。
それで(好きなことで)生活できなかったときにギター嫌いになっちゃう可能性すらあります。
嫌いなものを人生から省いていけば、自ずと好きなものも見えてくるはずです。
出発点を間違えないようにしましょう。何かご意見あればTwitterでお気軽にどうぞ。
では。